本買った。

最近、近所に新しい本屋さんができた。
田舎の本屋さんの割りに棋書の品揃えがよく、「よし、本買うならここからにしよう」と決めた。棋書をちゃんと扱っている店には相応の報いがあってしかるべき。まあ一人だけ頑張っても難しいのだけど。


問題は閉店時間がちょっと早いこと。ちょっと泣ける。俺の帰宅時間が遅いのが悪いんだけど。


で今日、久しぶりに早く帰れたので(いや昨日もちょっと早めだったのだけれど、ほら、王座戦の観戦があってな?)、その本屋さんでお買い物をしてきた。
なお「書店」と言わず「本屋さん」と表現しているのは今そういう気分だから。


モスでごはんしながら読んで、残りはあとで。


将棋世界 2010年 10月号 [雑誌]

将棋世界 2010年 10月号 [雑誌]

藤井ファンならこれを買わずして何を買うという表紙。
で買った。
そして中を読んでみれば見事な 表 紙 詐 欺 …!
表紙めくって1ページ目に写真入りで一枚、関連記事含めても3ページほど。
挑戦者決定から特集ページ組むまでの時間がなかったのかなあ。
日本経済新聞の観戦記によると、藤井先生は王座戦挑戦者に決定した後、王座戦の局前取材を極力断り、王座戦対策を練っていたとのことです。事情を知らずに「表紙詐欺」と書いてしまい、すみませんでしたm(_ _)m>『将棋世界』編集部様、藤井先生
里見香奈試練の三番勝負」はすごい結果に。前号と併せて読むべし。
あとバトルロイヤル風間さんの書いた広瀬先生がもうひどすぎて、かえって笑うしかない。


佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所 (NHK将棋シリーズ)

佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所 (NHK将棋シリーズ)

前から欲しかったので購入。即読む。
美濃関係は割りと知っていたけど銀冠以降は良く知らなかったので勉強になった。即詰み系は高橋道雄九段の新しい詰将棋―初段・二段・三段で。


どうぶつしょうぎのほん

どうぶつしょうぎのほん

やっと買えた。発売時は入荷数が少なかったのか、さっくり売り切れだった。さすがにネット通販で買おうかと思ったが、やはり、できるだけ本屋さんで買おうと…。
読んだ感想は、まさにどうぶつしょうぎのガイドブック。
対局の流れの説明が特に好き。
タダ手とか王手放置とかいかにも子供が心のままに駒を動かしてる感じで、「こんな手そもそもやんねーよ!」という大人のツッコミも「どう動かしたっていいじゃない、どうぶつだもの」と優しくなだめられてしまうような。そういう感じ。
あと、読んで気付いたけど、大人の目では、ひらがなと振り仮名が多いほうがかえって読むのたいへんなんだなあ。でも読むペースがゆっくりになるのはそれはそれでよい。ああ、絵本を読んで聞かせるときのペースだ。


勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント

勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント

羽生先生の対談集何か一つ読みたいなと思ってたんです。
ぶっちゃけなんでもいいから(ぶっちゃけた)。
で、ぱらぱら立ち読みしてて、これが面白そうに見えて、そして文字の密度が高めだったので購入。ちょっと貧乏性。
最初の数章しか読んでないけど面白い。
今の若い人は情報とかデータとかで入る、でもそれで先頭集団にスマートに追いついた後は、自分で道を作っていく力が問われるのだ、とか。だからもしかしたらそういった高速道でなく下の一般道をひたひた歩いてきた人のほうが最後は云々、とか。*1




気が付けば小説とか最近読んでない。読もう。
おわる。

*1:…それにしても、「だから、まずはたくましく生きてほしい」というメッセージを、彼ら(とか、それよりさらに上の)世代は言ってきたようにも思うのだが、しかしそのメッセージを受け取った下の世代がまず考えることは「たくましく生きるために必要なこと」についての情報収集と整理だったりするんじゃないかな、なんて思う。俺自身もたぶんそうだと思う。自覚はないけど、たぶん。