本を読む本

読了。燃料はコーヒーたくさん、ドーナツたくさん、チャイナベジスープ1杯、シャカシャカチキン1個、など。
このブログではよくフォトリーディングを話題に出してますが、読書術の原点も押さえておこうと思い読みました。読書に限らず、「学ぶこと」についての原則がしっかり述べられている良書です。
以下内容とか思ったこととかメモ書き。
・学びは「教わること」と「発見すること」に分かれる。読書は主に後者に属する(しかし「教わること」もけして受動的消極的な行為ではない。教える人は補助であり、発見するのはやはり学習者である。)
・読書には四つのレベルがある。

  1. 初級読書:「その文は何について述べているか」を知る
  2. 点検読書:「その本は何について書いたものか」を知る
  3. 分析読書:本を熟読し、内容を解釈し、批評する
  4. シントピカル読書:一つの主題(シントピック)について複数の本を比較読書する

 上記をフォトリーディング・ホールマインド・システムとの対応で言うと、多分こんな感じ

  1. 初級読書-N/A
  2. 点検読書-プレビュー+フォトリーディングアクティベーション
  3. 分析読書-高速リーディング
  4. シントピカル読書-N/A

なぜ対応に偏りが出てくるかというと、フォトリーディングは読書術というより情報取得術としての性格が強いため。情報の取得は『本を読む本』のなかでは初級読書、点検読書のレベルとされているので、こんな感じになる。…ような気がする。
シントピカル読書は論文書くときの文献調査のやり方に近いかも。ていうかそのものかも。
・良書は何度読んでも学びがある。自分の知性を引き上げてくれる。
・辞書使って調べてる間に本筋がわかんなくなるくらいならとりあえず読み進める。
・↑とはいえ、まだ慣れない分野や言語の本に接する場合(=初級読書のレベル)では、まず単語の意味などをしっかり学びながら読む必要がある。なのでやっぱり辞書は大事。
・序文とか目次とか超☆大事。これらは読者の助けになるように著者が特に工夫してる項目。
・読書って素晴らしいですよね。それではまた次回まで、さいなら、さいなら、さいなら。

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)