この1ヶ月くらいの個人的な話題。

書こうと思いながら棚に上げていた話題をいくつか。
そういうことなのでニュース性はゼロ。……いつものことですね。


時系列はそろえてないです。

ニコニコ動画『将棋しようぜ!』シリーズ、完結。


いわゆる実況プレイ動画。将棋ソフトやネット将棋の対局を実況している。
ニコニコ動画の将棋実況シリーズとしては古い部類。


何度か書いているが、俺が将棋を(小学校以来ふたたび)はじめるきっかけになったのは、漫画『ハチワンダイバー』だ。
そして将棋を「楽しむ」ことができるようになったのは、ご存知・藤井猛九段の解説と、この『将棋しようぜ!』シリーズのおかげだ。


『将棋しようぜ!』の作者・ミスターワンさん(このちょっと胡散臭い名前がまたいいんだ)は、正直、将棋はあまり強くない。今ではたぶん俺よりは強いけど、特に最初の頃は本当に弱い。
しかし、彼はとても将棋が好きだ。
そしていつも対局を楽しんでいる。
一生懸命読んで指したり、わかんなくなってなんとなく指してしまったり、注意不足でうっかり指してしまったり、自信満々に勝手読みの手を指してしまったり、そして局面や結果に喜んだり凹んだり、そのいちいちが、本当に楽しそうなのだ。
彼が指していると、それがいい手か否かに関わらず、「次は何が起きるんだろう?」とわくわくする。
そんな彼の姿を見てから、俺も将棋を指すのが楽しくなった、気がする。


それと、俺がプロ棋士のことを「先生」と呼ぶことがあるのは、ミスターの影響だ。
彼の将棋やそれに関わる人への敬意の払い方が好きで、自然とまねるようになった。
(彼ほどのリスペクトはまだできていないけれど)


個人的に特に盛り上がったのはネット対局の回だが、最後のほうはゲーム『最強羽生将棋』の攻略がメインになってしまった。
ただ、もともとが『最強羽生将棋』からはじまったシリーズだから、それをきちんとたたんだということでもある。その律儀さもまたミスターのいいところだと思う。


ミスターワンさん、おつかれさまでした。楽しい動画を本当にありがとう。


鰻屋本舗がリニューアル。&藤井解説のレポが素敵。

ここで書くか迷ったんだけど、迷うくらいならやはり書く。
これもちょっと前の話題なので、知ってる方は笑ってスルーしてください。


藤井ファンにはおなじみ、藤井先生公認サイト『鰻屋本舗』さんがリニューアル。
http://fujii-system.com/
全体的にすっきりして見やすくなった。(以前のも十分見やすかったですが)
トップページには下部に藤井対局日が記入されたgoogleカレンダーが配置され、藤井先生の予定が一目でわかるように。自分のgoogleカレンダーとも共有できるので、googleのウェブアプリを使っている藤井ファンは取り込むべし。
また、対局結果のページは今回のリニューアル以前からこつこつと改良が加えられていて、ネット上で観戦できる棋譜についてはリンクが貼られるようになった。藤井先生の棋譜をとりあえず巡りたいときはとても便利。


で、時期を同じくして、王座戦第五局の大盤解説会に藤井九段が登場。
参加者のよこだいさんによるレポが鰻屋本舗のメイン掲示板に掲載。
これがよくまとまっていて、そしてめちゃめちゃ面白い。未読の人は読みに行け。


……あ、一つだけすみません。
あまりにもかっこよかったので、ここだけ引用させてください。

藤井「穴熊って大した戦法じゃないんですよ」
井道「え?そうなんですか?」
藤井「さっき、美濃囲いは上からの攻めに弱いって言ったでしょ。穴熊だと陣形が低いからそれがない」
井道「なるほど〜、でも穴熊にはどう攻めればよいのか分からなくて」
藤井「ん?別に飛車角捌いていけばよいんですよ」
井道「それが私がやると捌けないんですよ(涙)ところで私も振り飛車勉強しなおします。最初はどこに振りのが良いですか?」
藤井「それはここに決まってます(6八の地点をとんとんと叩く)」

沖縄にもきたよ『天下一将棋会』。

以前書いたエントリ『遊んできたよ「天下一将棋会」』のブックマークにて、id:zu2さんが

沖縄には台がない

とおっしゃっていたんだけれど、その後沖縄にも設置されたとのこと。
id:zu2さんのレポはこちら。
南風原のゲーセンまで行って天下一将棋会で遊んできた
最初のプレイから写真入で説明されているので、初心者の人は読め。

この天下一将棋会、あちこちの将棋ブログで言及されているように、妙な魅力があります。なんだかハマリそう。近所にゲーセンがなくて良かったよ。

それはちょっと同意です。




以上、こんな感じです。