昨日の話。

マックで昼食をとりつつ『相振り指しこな4』を読んでいたら、隣の席に座ったお客さんに
「相振りですか?」
と話しかけられた。
歳は一回りくらい上に見えた。
見知らぬ将棋指しに話しかけられるなんて最近の俺は本当にいろいろと将棋づいてるな!と思いながら「そうです」と返事。
「誰の本です?」
「藤井九段です」
「そうですか。藤井さんのならきっと勉強になりますよ」
嬉しくもあり、そうかよかったという気持ちもあり。
その方が席を離れる間、しばらく将棋談義。
有段の居飛車党だが、仕事で勉強の時間があまり無い。定跡の整備されすぎた戦法は大変。マイナー戦法で奇襲的に頑張るのもいいが、相振りなら勉強してもいいかと思っている…というお話。
詳しい理由は聞かなかったが、相振りは相居飛車の手筋や感覚が応用できるそうなので、今から一から振り飛車を勉強するよりはとっつきやすいのかもしれない。



夜に大和杯ネット最強戦の観戦。
http://www.daiwashogi.net/
渡辺明竜王木村一基八段、解説加藤一二三九段という豪華な顔ぶれの対局。
俺は、木村八段には棋聖戦から立ち直って一勝してほしいと思いながら、しかし渡辺竜王のあの細くて切れそうで切れない攻めもまた見たいと思っていた。
で、どちらも実現した。
終盤まで渡辺竜王優勢のように見えたが、寄せに失敗して受け切られてしまった。
木村先生、一勝おめでとうございます。
解説では、タイピストが頑張ったのか、ノイズをそぎつつ加藤先生らしい語りが堪能できた。
手の予想こそあまり当たらなかったが、その当たり外れも含めて、それぞれの局面をどう見るか・どう手を作るかの勉強になった。


次回6月21日(日)は森内九段対佐藤九段戦
うーんずっと豪華。