ドイツ入門的な何かだと思って読んだら大変だった。わかってたけど大変だった。

一週間くらいかけてようやく読了。

物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書)

物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書)

買ったのはもう去年だか一昨年だった気がするんですがまともに読み始めたのはついこないだです。積読万歳。どうだこれで俺が積むだけの男じゃないってわかったろう?惚れた?ねえ惚れた?


自分のドイツについての断片的な知識や偏見を、歴史上の流れの上で再整理しつつ、そもそもの基本的な部分を知りたくて、つまりドイツ史入門的な気分で購入しました。
実際は、おそらく自分の世界史的な知識が思いっきり不足しているせいで、読み進めるのが非常に大変でした。固有名詞マジわかんねえ。
あと第二次大戦以降の記述だとオーストリアがマジ空気。この本は最終的に現ドイツ連邦共和国につながる話なんだから、文字通り国を別ったオーストリアが話題から外れるのは当たり前、なんだけど、読んでるこちらから見ると途中までドイツ諸勢力の一つって感じで普通に主役顔してたから、「あれ?なんか第一次大戦くらいまでやたら元気だったあの子はどこ行っちゃったの?」みたいな感覚に。…ってこれ本の評価とは関係ないですね。わかります。
でも非常に面白い本でした。たとえば共同体の結合形態の変遷だけでハァハァしました。諸邦の離合集散でもハァハァしました。政治形態の変遷でもハァハァしました。人々の精神世界の変遷でもハァハァしました。ていうか全部ハァハァしました。
ひどい。ひどいこの感想。書き直したい。


次は

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)

を読むです。