ルター「こーいうのどうかと思う!!!(免罪符を見て)」

聖☆おにいさんの三巻を見ながら思い出したので貼る。

キリスト者の自由・聖書への序言 (岩波文庫)

キリスト者の自由・聖書への序言 (岩波文庫)

こないだ読んだ。
自分はクリスチャンでも何でもないけど趣味で(周期的に哲学とか宗教とか歴史の本を読みたくなる病気)。
行為によって善人ぶるんじゃねえ、まず信仰ありきなんだぜ!と言い切るルターさん。
信者「行為なしで信仰の有無をどうやって証明できんだよボケ」
ルター「そもそも信仰の有無を人間ごときが認定できるわけねーだろダボ。神は全部お見通しなんだから黙って祈っとけ。あと免罪符とかゴミだから」
だいたいこんなことを言っていた気がする。(違う気もする)


ついでに読んだのがこちら↓

ある巡礼者の物語 (岩波文庫)

ある巡礼者の物語 (岩波文庫)

イエズス会を作った人の自伝…といっても俺はイエズス会がどうのというのはまったく知らず、表紙の『「世俗の騎士」から「キリストの騎士」へ』ってフレーズが妙にかっこよかったので読んでみた。
まとめると、30歳までバリバリの現役騎士だったけど戦争で負傷して治療中に聖人の本とか読んで信仰心に目覚めて貧乏旅行で聖地巡礼して大学入って7年勉強して人望を集めて教皇に認められてイエズス会を作って仲間に日本まで布教しに行ってもらった人の話。
自分の信仰と現実が衝突する場面(しょっちゅうある)で折り合いを考えるくだりがいつも考えさせられて、意外にいい読み物だった。妥協ともちょっと違うんだよね。信仰を現実の中で吟味するというか。で判断の積み重ねで次第にアップデートしてくのがまたね。


宗教関係の本とか久々に読めたなあ。
まあどっちも薄いから読めたってのが大きいけどね!


普段なら序盤でギブアップする。