「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

株式会社はてな社長、id:jkondoこと近藤淳也さんの著書。はてなって会社に関する、ええと、エッセイ?です。(ジャンル分けが苦手です。ごめんなさい)
燃料はコーヒー一杯と菓子パン三つ。
読もうと思ったきっかけは、…何かあった気がしたんだけど忘れました。
とりあえず、いま勢いのあるITベンチャーの仕事の仕方を知りたかったという目的はあります。
目を引いたのは以下の点。

  • 情報の積極的な公開と共有
  • 合理性・効率性の追求
  • 楽しいものづくり
  • ユーザー・ウェブへの信頼

このように列挙すると「なんだ、当たり前のことじゃん」と思えたりもしますが、その当たり前のことをバラバラに実現しようとしたり、あるいはお題目だけで効果がなかったりする会社も少なからずあるんじゃないかと思います。
もっと言うと、情報は各部署ごとに握りっぱなしで、会議はとにかく関連しそうなメンバーみんな集めて別室でやるものであり、ものづくりは粛々とやるものであり、ユーザは金と口は出してくるけど基本的にはバカだと思っている、なんていう会社も…ってソレなんてうちの(ry
はてながその辺を「心がけ」ではなく「実践」しており、その上成功も失敗も次につなげているように見えるのは、なんか羨ましいなーと思いました。いや羨ましがってても建設的じゃないので、俺も俺なりにやろーとは思いますけども。
ちなみに、俺はウェブ上で読むのがめんどいので本を買いましたが、CNET japan BLOGの記事が元だそうですので、そっちでいい人はそちらをどうぞ。
ただし、ブログにしろ本にしろ内容は2005年末くらいまでのものなので、最新のはてな事情については素直にはてダ・はてブなどで調べたほうがよいと思われます(ぐぐるより早いかもです)。たとえばid:jkondoはこの本のあとシリコンバレーに行って帰ってきて京都にオフィスを移した、とかのニュースは本には書いてません。
あ、総合評価。アマゾンぽい五段階評価で★★★☆☆くらい。
値段に対してちょっと内容薄めに思いました。

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)