そして…

第68期名人戦第4局をネットで観戦した。
http://www.meijinsen.jp/


仕事疲れのせいもあったが、それ以上に、対局そのものと、その棋譜コメントで、ずっと息が苦しかった。
いま本当にしんどい。


棋譜を進めながら、もしかしたら、もしかしたら、と思いながら、しかし、挑戦者三浦八段がこのシリーズで一勝を挙げることはついになく、四連勝で羽生名人の防衛となった。
羽生先生、おめでとうございます。三浦八段、おつかれさまでした。


シリーズ全体の印象としては、羽生名人の壁は厚かった…と、一言で言えばそうなってしまうのだけれど、その壁は、見た目だけで言えばまさに紙一重の薄さであって、ただ、その材質がとにかく柔軟で強靭であった、とかなんとかそんな感じ。




さて、昨年の挑戦者郷田九段が敗れたときにも、「来年また挑戦者に」ということをこのブログで書いた。
三浦八段についてもそういうことを書きたいと思っている。三浦先生も好きだから。


しかし羽生三連覇という数字を考えると、そろそろ、次世代の本命が登場すべきときなのかもしれない。
「くるぞくるぞ」といわれながら、順位戦の頂点にはなかなか現れなかったあの大物が。


将棋好きの方なら誰もがわかるあの人です。名人に並ぶタイトルである竜王をとりまくり、天才・羽生ともがっぷり四つでやりあったあの人が。


まあ、いちいち書かなくてもわかりますよねみなさん。


……こらそこ、最初に「w」のキーに指をあてるんじゃない。
「f」にあてろ。fに。
あ、ケータイなら「6」な。