大和証券杯ネット将棋・最強戦木村行方戦を見る。

大和証券杯ネット将棋公式ホームページ
http://www.daiwashogi.net/


いつものように2ちゃんねる将棋板の該当スレを併用。


先手木村八段、後手行方八段で開始。
が、いきなりシステムの障害?ミス?で持ち時間が30秒になったり次は1分になったりひどいことに。
そしてようやく復旧したと思ったら先後逆で再スタート。
解説の島九段からお詫びのメッセージが入ったものの、先後逆になった説明はなし。おいおい。


しかし対局は進む。バキバキ進む。
戦型は一手損角換わり。△3五歩から前例のない戦いに。
先手行方八段が好手順で敵陣深く5一に一方的に馬を作り、このまま先手の攻めが続くと思いきや、▲4一馬に対する△6一飛という受けをきっかけに今度は後手木村八段得意の「受ける将棋」が展開。
後手が見事先手の攻めを凌ぎきり、先手投了。
木村八段の勝ちになった。


対局自体も面白かったが、その後の感想戦もまた面白かった。
3人のタイピング速度の違いや、どうもチャット進行時のルール的なものがなかったこと、さらに言いたいことがあって仕方ないらしい行方八段の割り込みがばんばん入り、もうチャットはgdgd。
それでも気になる手順を片っ端から検討しようとする両対局者と解説者の情熱のおかげで、このシリーズの中では特に濃い感想戦だったように思う。
スレ住人にも「こいつら本当に将棋が好きなんだなあ」と好印象。
特に行方八段がひたすら自分のダメな手を挙げる一方、逆に木村八段は先手がよくなる順を掘り下げようとする流れは勉強にもなり、また二人の仲のよさというか何というか、そういうものが伝わってきてよかった。


せっかくだから感想戦チャットの最後だけ引用。

島 朗 > では、まとめさせて頂きます。
島 朗 > まずは木村さんから
島 朗 > 本局の
島 朗 > 感想をお願いします。
木村一基 > 序盤はまずかったですけれど、終盤はまずまずでした。
島 朗 > はい。
島 朗 > では行方さんいかがでしょうか。
行方尚史 > はい、お粗末でした
行方尚史 > 雷にうたれてきます
島 朗 > かしこまりました。
木村一基 > 今度ビールおごるよ。
島 朗 > どうもおつかれ様でした。

こう言っていいものかわからんけど、アレだ。
萌えた。


次回5月31日は鈴木大介八段対山崎隆之七段。
楽しみ。