ようやく読み終わったよ『スカイ・クロラ』

スカイ・クロラ (中公文庫)

スカイ・クロラ (中公文庫)

買ったのは一昨年だった気がするんだが、なんかタルくて中断しておりました。
で、積読を片そうと思って再びトライ。
マクドナルドにて、ビッグマックのセットを燃料に読了。2時間くらい。


感想。
中盤までタルいです。
地の文が主人公の一人称なんだけど、世界の有り様にほとんど関心をもたないという彼のキャラクター上、いろんな描写が非常に簡素。で、彼が直接関係する飛行機や空戦の話だけやたらに細かい。
…それがゆくゆくこの物語の味になるわけだけど、まあ、読んでるこっちはその「味」が「美味しい」とわかるまでの忍耐力があんまないので、とにかくタルい。
でも流し読みしまくって中盤に突入したら、だいぶ面白くなってきた。三ツ矢さんの出番がもうちょっと早いとうれしかったかな…


あとこの物語の核になる女性、主人公の上司の草薙水素女史がとても素敵。
制服を着てるときは大人びてるけど本当の外見はロリっ子。ずっとロリっ子。無感情・無表情・メガネ・ちっこいあんよ・死にたい病。しかも○○経験があると。
もう俺みたいな変態にはご褒美のような設定であり、実際ちょっと勃起した。あと、どんなふうにエッチしたんだい?ハァハァとかそういう…


…ああ、気持ち悪くなってきた。
しねばいいのに。>俺


まあそんなこんなで前半のタルさを受け入れられる人、ていうかダウナーな感じの話が好きな人にはお勧めです。
そうでない人は映画を見るとよい。俺も見る。