フォトリーディングの本読んだよ

これ。

あなたもいままでの10倍速く本が読める

あなたもいままでの10倍速く本が読める

簡単に言えば速読法の一種です。
読むきっかけはまたしても、例のベストセラー公認会計士こと勝間和代さんの著書からです。多いな俺。知らない人から見たらすごいカモなんじゃねーかと思い始めてきたがまあいい。
と言っても勝間さんの物言いにつられていきなり買ったわけではなく(似たようなもんですが)、一応、店頭で類似の書籍を比較検討した結果の購入です。

とりあえず前向きになろうZE☆

他の速読法は、多くの場合、けっこうな量の訓練を要求します。「苦労」とか「努力」を強いる分、気分的なありがたみは高そうだとは思いました。でも、ありがたがってもしょうがないわけで、下手すると「せっかく訓練したんだから」という理由でむきになって使ってしまいそうで。
その点、この本(フォトリーディング)には習得のプロセスはありますが、訓練という感じはあまりないです。むしろ自己啓発本のような空気。まあ、著者の意図は明確に「フォトリーディングで成功してほしい(そのためにこの本を買ってね☆)」というものなので、当たり前っちゃあ当たり前なんですが。
それはともかく、フォトリーディングの要諦が人間の潜在的な能力を発揮させることなので、そのためにも「前向きになる」「自分の能力を信じる」「成功している自分を思い浮かべる」といった自己暗示が必要になるのだそうです。

他の速読法との違い

フォトリーディングが他の速読法と決定的に違う点は、まさに名前の通り、「ページを写真のように写し取り、そこから情報を再構成すること」にあります。
もう少しだけ詳しく言うと、読書の目的を明確にし、読書に集中できる状態を準備し、一度ざっと流してキーワードをひろい、その後フォトリーディングによって本の情報をまるごと脳にダウンロードし、それを改めて再構成し、必要ならダウンロードした情報をマインドマップによって学習する…となっています。うろ覚えで書いてました。すみません。正確に書きます。

  1. 準備
  2. プレビュー
  3. フォトリーディング
  4. アクティベーション
  5. 高速リーディング

1.は読書の目的を明確にし、読書に集中するための精神的肉体的な準備をするステップ。「ミカン集中法」などを使う。
2.は目次や見出しなどの調査を行い、3.の下地を作るステップ。この本を読み進めるべきか否かの判断も行う。
3.はページを頭の中に「写し取る」ステップ。その後、必要なら再度文章を調査しキーワードをピックアップする(ポストビュー)。
4.は3.で写し取った内容について意識上で理解するステップ。質問を設定し、該当する箇所を直感を使いながら高速で読んでいく。主旨についてマインドマップを作成する。
5.は4.を経てさらに理解をしたい場合のステップ。最初から最後まで一気に読む。通常の読書に近く、好きなスピードで読む。
以上です。
フォトリーディングは、ステップを踏むごとに逐次文書から情報を頭に仕入れて理解を深めるという発想ではないようです。文書は3.のステップまでにすべて無意識のうちに頭の中に格納され、4.以降はその格納された文書の内容を意識に理解させるために本を「使う」ということだそうです。(2008/03/14追記)

効果はどうよ

まだ身についてるか怪しいのですが、つうかたぶんあと数週間かけていきたいんですが、とりあえず読書の準備段階、つまりコンディションの整え方、目的意識の持ち方などはさっそく効果がありました。
集中力上がるあがる。
リラックスできるできる。
俺こんなに姿勢正しくして疲れないで本読みきっちゃったことないよ!というくらい。
あと個人的な話ですが、自分のいまの本の読み方が、目次や飛ばし読みで脳にキーワードやフレーズのインデックスを張り、記憶のためのフックをたくさん作っておくことで精読の際の負担を軽減し理解を高めようとするものなんですが、フォトリーディングはこの自分の考え方に似ているのが嬉しかったですね。なので、フォトリーディングの思想を受け入れるのにほとんど抵抗がありませんでした。

その他気付いたこと

実はこの本自体がフォトリーディングのプロセスに似た仕掛けを持っています。指示の通りに読んでみると…
おっ。
おおっ。
そういうことかー(大袈裟)
種明かしするとつまんないので、実際に読んでみてのお楽しみにしておきます。
…待て!引くな!上のリンクはアフィリエイトじゃないから!*1

総合評価

アマゾン的五段階評価で4.5くらいかしら!
とはいえ、まだ身についてないから1から1.5くらい割り引いて見ておいてください。

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*1:今のところな、ククク