GTDが面白い。
Getting Things Done。簡単に言うと頭の中の気になることを全部棚卸してリスト化することで、ストレスフリーな仕事を実現する手法です。といっても仕事に限らず人間の活動全般、公私や大小に関係なく使えます。
俺が参考にしたのはこちらの本。
Life Hacks PRESS ~デジタル世代の「カイゼン」術~
- 作者: 田口元,安藤幸央,平林純,角征典,和田卓人,金子順,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/03/23
- メディア: 大型本
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そういうときにちょうどこの本を読み、思い立って喫茶店に篭って(大げさでなく)紙の束にひたすらペンを走らせてみたわけです。
やり方は非常に簡単で、まず、頭の中にあるなんとなく気になること、しなきゃいけないことを全部紙に書いていきます。これ以上無いってくらい搾り出しまくります。で、その書いた項目を5種類のリストに転記していきます。このとき2分でできる作業は転記せずその場で解決してしまいます。こんだけです。紙とペンでやってもいいし、PCでやってもいい、その道具を問わない使い勝手のよさも魅力の一つです。
ただ、やり方は簡単ですが、最初の頭の中の棚卸が時間かかります。上記の本でも数時間かかると書いていましたが、俺は5時間弱かかりました。ここがふんばりどころ。あのGoogleデスクトップだって最初のPC内スキャンはすげえ時間かかったわけで、それと理屈は一緒です。
この棚卸表を具体的な行動に落とし込んで、いつやるか、どのくらい重要か、誰とやるか、などを決めて各種リストに転記していきます。ポイントは、気が重くなるような複雑で巨大な行動を書かない。「とりあえずぐぐる」とかでもいいんです。ただし具体的に。
いったんリスト化されてしまうと、行動の重み付けや期限がまるっと把握できるので、実際の行動がすんげえ楽。気楽、というのが正しいかな。頭の動きもかなり軽くなった気がします。サクサク心と体が動くのでサクサク仕事が片付きます。特に、細かい作業がどんどん進む。たとえば俺の場合、夜の1時間だけで、変更になったゴミの日を確認してカレンダーをキッチンに貼ってキッチンのゴミを片付けてゴミ出しして部屋の本が片付いて友達と遊ぶアポをとって湯たんぽの古い水を捨てて洗濯機の予約を入れて明日の予定まで段取り終わった。…というくらい、細かいけどやんなきゃならん作業がみるみる終わるのです。
そういうわけで、お仕事してるお前らにはもっとお勧めです。まとまった時間とちょっとした集中力が必要なので、休日に外出てやるといいよ。必要に応じて音楽プレーヤー持参で自分の世界を作るとよりよいです。