集中力は大事。

ここんとこずっと「わーっ」「がーっ」って感じの日が多く、割と疲労しつつテンション高めでありました。
そういう状態の時は失敗や敗北への恐怖や不安に対して鈍感になっていているもので、根拠もなく無敵な気分になります。


ところが将棋を指すときはこれが問題で、特に俺はまだ普通に下手な人間なので、ぽんぽん指す替わりに見落としが思いっきり出てきます。
お互い悪手を連発する中でいかに相手の悪手に付け込めるか的な要素が強い低級将棋にあって、俺はもう見事なカモであります。


…というわけで、この半月は負けまくっていました。
しかも以前のように負けて凹んで棋譜を検討して勉強しなおす…ということがなく、「ま、なんとかなるだろ」みたいな感じでばんばん次の対局を申し込んでは、ばんばん負けてました。
260台のレートはさくさく低下して200を切り、そこでようやく「あれ?これもしかしてまずい?」と気付いて一旦停止。
相手駒の利きに気付かない駒打ち(タダ捨て)やクリックミスが毎局当たり前のように出ては、勝てるわけがありません。もちろん対局内容自体も悲惨です。


今日になってようやく気分が落ち着いてきたこともあり、初心に戻って集中して一局だけ指してきました。
挑戦してきたのはレート350台の方でした。
以前はレートの数字が10違うだけでびびってましたが、さすがに今はレートが数百違っても、別に鬼のように実力差があるとは思わなくなりました。
序盤、こちら(後手)が作戦を保留し続けていたら、相手は四間飛車に振ってきました。
こちらは横の飛車道を通したまま待機していたので、居飛車か相振りかの選択肢がありました。自分よりレートが高くて四間飛車なんだから、たぶんこちらよりは対抗系の経験値があるだろうと思い、居飛車は避けました。チキンで結構。
で振るわけですが…「相振りには向かい飛車がいい」と聞いてはいましたが、戦い方をよく知りません。以前何度か見よう見まねで向かい飛車にしたこともありましたが、勝った記憶がありません。
で、中飛車にしました。中央を突破して横から攻めるのが好き。
振ったときすでに左銀が53の地点に移動していたので、中盤入り口ですぐ中央の位を確保できました。この銀がやがて3〜4筋の戦いで非常に威力を発揮し、おかげでだいぶ戦いやすかったように思います。
中盤でだいたい優勢のまま、しっかり勝つことができました。最後簡単な詰みを逃していたのが反省材料です。
この一局で勝率も三割台だったのが四割に上昇。よかったよかった。


そんなに頻繁には指していませんが、丁寧に楽しく指していきたいです。まる。