夜の長電話は話題がなくてもそれなりに続いてしまう法則

夜はリラックスしてるせいだろうか。なんだろうか。


というわけで今週は実家の両親→ジョーさん→C子と連日長電話してしまった。
あっちからかかってきたり、こちらからかけたり。
女性との長電話はよくあるが、親との長電話は久しぶりだ。


親との電話といっても普段は近況報告や世間話しかしない。
というかそれ以外に話すことがない。
が、このときは親が何を思ったか、有名大を出て有名企業に入って結婚もしたのはいいけど仕事についていけなくて家庭内暴力を繰り返して離婚して50代で引きこもりになった近所のオッサンの話をいきなりしてきたりした。
つまり「お前もそうならないように気をつけろ」と言いたいんだろうが、なんだろーリアクションに困るなーこれ。


女性陣は多忙な毎日らしく、どちらの電話も会話の7割くらいは彼女達の苦労話だった。全体の仕事は減ったが人も減ったので自分の仕事は増えた、というこれはこれであるあるな話。
ちなみに残りの2割が知人の近況で、あと1割が俺への激励。
そしてみんな「好きに生きていいのよ」と俺に言う。
…ありがたく受け取るけど、なんだ、今流行ってるのかこのフレーズ。




自分の話。
日中はお仕事探しとかその他の用事とか。用事が何もなくても日中はできるだけ外に居るようにしている。一日中家に引きこもると死ぬ。なんとなく。あと天気がいいので外に居ないともったいない。


仕事探しと言えば、俺は休職期間が長すぎて、仕事に対する感覚がすっかり鈍ってしまって、一時期は復職にしろ転職にしろどちらに対してもすっかり自信を無くしていた。
それでも足を止めたらもう歩けなくなるような気がして、なんとかして動き続けたけれど、当然というか成果は芳しくなく、あーあーあー、みたいな。


ところが、先週末あたりを境に、なにやら普通にやる気が出てきてしまった。
憑き物が落ちたみたいな。
会ったり電話したりした知人がみんな「あれ?なんかすげー元気になってない?」と驚くくらい、ちゃんと元気になってしまった。


で、あまりに生き生きと根拠なく輝いている俺にあてられて、今日も市民センターの市民スペースみたいなとこで時間つぶしに本読んでたら同じテーブルの隣の席に「ここいいですか?」と女子中学生二人組が座ってきて、宿題やりながらちょっとお話して仲良くなったり、スーパーのレジ列にみたらし団子三本入りのパックを持って並んでいたら前に居たおばちゃんが「会計するのそれだけなの?だったら先行っていいよ」って順番を譲ってくれたりした。


「これは…俺復活の予感!」
と思いながら自宅に帰った。


電気ヒーターが全力で回っていた。
部屋すげえあったかい。あったかすぎる。


ああ、そうか。朝出かけるときにスイッチを切るの忘れていたのか。
誰がオチつけろって言ったよ。


今ここ。