定跡ってえらいねえ

・ネット対局で出会った戦型、戦法。
四間飛車三間飛車、右四間(+穴熊)、原始中飛車ゴキゲン中飛車、烏刺し、居飛車穴熊


ええと。
自分が今まで読んだ初級者向けの四間飛車の本だと、だいたい対棒銀とか対斜め棒銀とか対矢倉とかなんですが、もう見事に全然当たりません。
船囲い急戦とか誰もしてこねえよ!!
なので毎回未知の世界。手探りで指しています。
特に相振り飛車はしぬる。三間飛車速いよこわいよ。知らないと「ええええもう来るの!?」って感じ。で受けきれなくてボコられる。そうじゃなくても相振りは色々気をつけなきゃなことが多く、思わず先々月のNHK将棋講座のテキスト買って来ちゃったよ(特集が相振り飛車)。
右四間は芝生に解説サイトを教えてもらってちょっと勉強したけど、今のところそこに出てきた定番の仕掛けがまるで来なくて(右の桂跳ねとか)、というかそうなる前に力戦模様になって逆につらかった。さすが初級者同士…


でも将棋ソフトだと指してくるんです。船囲いで早仕掛けとか、初心者向けの定跡本に載ってるのが。
よーし、ようやく勉強の成果を見せるときがきたぜ!


そしてついに勝っ…たり、負けたり(むしろ負けが多い)。


あれー?
定跡をよく知らない戦型と勝率が大して変わらないってどういうことだよ。


…結局、基本的な定跡を理解してないんだろうということで、以前読んだ定跡本をもう一度読み直しました。


で、やっぱり自分が誤解してる部分がたくさんありました。
駒の交換が特にそうで、たとえば序盤、6五(後手なら4五)でこちらの銀と相手の桂がぶつかる場面では、いままで振り飛車の駒損と思って交換を避けていました。が、定跡をよく読むと「銀桂交換は振り飛車側が駒損でも直後に桂が活用できるから振り飛車よし」なんですね。


その辺押さえて、ようやく将棋ソフトの早仕掛けにも普通に勝てました。これまでは勝ってもかなり泥沼でしたが、今回はさくっと。


でも学ぶことはまだたくさんあるんだよなあ。
楽しいなあ将棋。