ネットと現実で将棋観戦をする。

割と有名っぽいらしいネット将棋サイト「将棋倶楽部24」にアクセスしてみた。ユーザ登録しなくてもゲスト参加が可能なので、見学のためにまずはゲストでログイン。
つらつらとあちこちの対局を観戦させてもらう。


で、わかったこと。
まず、低級者の人はほんとうにそれなりの腕。たとえばやさしい三手詰めの詰め将棋に出てきそうな局面でも、詰みに気がつかない。そういう展開が連続しても気づかない。むしろ仕留め損ねて入玉されちゃう。玉同士がニアミス。見てるほうがドキドキ。


それに対して、段位取得者はやっぱ色々やってる。やってるんだけど、俺は素人で数手も読めないので手の意味がけっこうわからない。で、ずっと後になってわかったり、ずっとわからなかったりする。


あと、上位の人たちはけっこう感想戦ちゃんとやる。低級者は速攻帰る。(たぶん俺も帰る…かな…)


とりあえず、自分の身の丈に合った相手を選べば、相手を定跡の一つも覚えてないと速攻でボコられてトラウマ…ということはあんまりなさそう。
ほっとする。


もう一点。
勉強のために市立図書館に行ったがあいにく満席で、同じ施設の中にある市民センターのロビーを使うことにしたら、そのテーブルの一角で将棋をしている小学生っぽい二人組を発見。不意に観戦したくなる。


が、ちらちら見るのも変質者っぽいので、堂々と近寄って「観戦させてもらっていい?」と申し出てみた。
「いいですよ」
さすが小学生心が広い。
そして子供相手におどおどする俺小せえ。


で、やってたのが将棋をちょっと知ってる少年と最近はじめた少年の駒落ち戦。経験者の少年が歩落ち。将棋入門の本を読みながら駒を進める少年たちがほほえましい。


口を出さずに静かに観戦。
経験者の少年が一手指すたびに「どう!?」と言わんばかりににこにこしてこっちを見る。もう一人はルールと首っ丈でそれどころではない。どっちも和む。


結果は初心者の少年が駒筋見誤っていたところを、経験者の少年が突いて勝利。勝ちに飢えすぎです君。まあ俺もそうするけどな!
で、一応勝てそうだった場面をちょっと教える。
…俺も素人なのに偉そうに。むしろここぞとばかりに偉そうにしてみたり。


1局終わり、少年達が帰った。俺も席に戻り勉強。
ペンを動かしながら思ったこと。
「よかった、彼らが全国でも有名な天才将棋少年とかそんな感じじゃなくて…!!!」
俺小さえ。