そうは言っても、たとえば…

千早菩薩編。

俺「…じゃあ、今日の仕事はこれでおしまい。お疲れ様」
千早「お疲れ様です。…あの、プロデューサー」
俺「なに?」
千早「その、ちょっとお話したいことが…このあと、お時間あr」
亜美「ね→ね→千早おね→ちゃん!」
真美「ちょっとこれ見て!」
千早「…。今忙しいから、後d」
亜美「いいからいいから!見たらびっくりするよ→!」
真美「パソコンで『胸囲』って入れて、ぐぐってみて!」
千早「…話を聞いて」
俺「ほほう。きょ・う・い…と(カチャカチャ」
千早「…プロデューサー」
俺「検索。(カチ」

俺「……。」
千早「……。」
亜美「ね→!すごいでしょ→!」
真美「大発見だよね→!」
俺「あの…千早。こんなの気にする必要ないからな」
千早「…大丈夫です」
俺「そうか? ならいいんだけど」
千早「たしかに、私の胸のことをからかいの種にする人はいます。
 ネットでこういうことがあっても不思議ではない…
 以前の私なら、このことで胸を痛めていたことでしょう」
亜美「胸がないのに胸をいt」
俺「亜美」
亜美「ごめんなさい」
千早「でも、そういう人たちも、その多くは私のファンなんです。
 私のCDを聞くとき、私のライブに参加するとき、
 彼らは如月千早の薄い胸を笑うためにいるのでしょうか?
 いいえ。彼らは私の歌を聴いてくれます。一緒に感動を分かち合ってくれます。
 素晴らしい歌の前では、肉体的欠陥などまるで些細なことです。ヤックデカルチャーです。
 私はずっと、素晴らしい歌手でありたい。私はそのためにがんばりたい…」
俺「おお…千早の表情がまるで悟りを得た仏のようだ!」
亜美「よくわかんないけど、なんかいい話だね!」
真美「そうだね、胸なんか関係ないね!」
春香「 話 は 聞 か せ て も ら い ま し た !!」
千早「春香!」
春香「千早ちゃん!私感動した!結婚しよう!」
千早「は?」
春香「ぜったいに幸せにするからね!心配しないで!!!!!11」
亜美「はるるんずる→い!亜美も千早お姉ちゃんと結婚する→!」
真美「じゃあ真美も→!」
美希「よくわかんないけど美希も結婚するの!!」
千早「なっ、あなたたち」
雪歩「あの、私も…真ちゃん…///」
真「雪歩…僕でいいのかい?///」
あずさ「あらあら…それじゃあ、私はプロデューサーさんと…」
俺「あずささん…」
千早「ちょっ…あずささん!!プロデューサああ!!」
社長「ふうむ、それじゃあ私は小鳥君と」
小鳥「うふふ、私はけっこう手間がかかりますよ、社長☆」
律子「………お前らもう帰れ」

……なんてことになったら、「ああ、こいつらもうダメだ」って思うだろ?