子供たちには負けるよ

カード会社から今月の請求が来ていたのを、三日ほどしてから思い出してようやく開いた。
その金額が予想よりずっと多いので驚く。一瞬、なんか身に覚えの無い明細が多すぎませんかコレ…とか思ったけど、よくよく記憶を掘り返してみると、あーんなことやこーんなことでけっこう金を使っていたのだった。そうそう、先月は色々物入りだったんだよね…


…というのが朝の話。
一日の始まりがいきなりコレだったので、テンション下がる。
とりあえず今日から緊縮財政だな…と思いながら、それでも勉強は外でやりたい俺。妥協してまたマックに入った。100円のコーヒーがうまい。
午前中はよかった。学生とか子供たちがいないので比較的静かで、落ち着いて勉強できた。
問題は午後のフィットネスの後。もう一度マックに入ったら、…やだ…なにこの混みっぷり…
しかも喧騒を避けてカウンター席に座ったはずなのに、隣に座ってた中学生くらいのお子様たちが実に騒がしく、しかもなんかカウンターのテーブルで一円玉をおはじきみたいにして遊んでてそれがあちこちに飛んで迷惑。
で、叱ってみる。子供たちは謝り、一円玉が飛んでいかないように俺と彼らの間にバッグを置いた。
ほう、ちゃんと話が通じた…けどやっぱりお前らうるせえ件。死ぬの?
でも追討ちをかけるのはやめた。というのも、俺も100円コーヒー一杯で粘る気満々だったので、あまり偉そうなこと言える立場ではないからだ。
「ああ、やっぱり環境は金で買うべきだな…」
と素直に思いました。


でも最初に言ったように緊縮財政なので贅沢がいえるわけでもなく、俺の足は迷わずミスドに向かいました。
弱いよ俺。死ぬの?
一応、ミスドの客層はマックよりは平均的に年齢層高めだと思って選んだんだ…けど…
ともあれ、ドーナツが安くなっていてちょっと嬉しくなり、いくつか見繕ってコーヒーと一緒に注文。
ふうようやく落ち着けるよ…


と思ったら、今度は高校生がぎゃあぎゃあ言ってるよ!
店ん中歩きまわんじゃねえよ!禁煙席と喫煙席の間でたむろしてんじゃねえよ!邪魔なんだよ!あと団体で水ばっか頼んでるくせにコンビニのパックジュース開けて飲んでんじゃねえよ!死ぬの!?


やはり貧乏人相手の商売をする店はダメだ!ちょっと油断するとすぐこの調子だ!
ひどい言い方を許してもらえれば、まさに「民度が低い」とはこのことだ!!


もう俺には耐えられん。
金だ!金がほしい!
具体的には好きな喫茶店で好きなだけ飲み食いしたり好きな本を好きなだけ買える金がほしい!車はコンパクトカーの安いのでいい。
でも金持ちとつきあうのはつらい!
まあとにかく俺は、やはりきちんと職場に復帰してがっつり稼いでこんなやつらと空間を共にすることなく独り静かにしみじみと飯を食いゆっくりとコーヒーを味わいじっくりと書物を読みときどき物思いにふけるのだ、という決意を改めてするのだった。


まとめとしては、今日のソフ開の過去問の出来が悪かったのは全部このガキどものせいだ、ということにしたいのです。
無理かな。