未来へ向かう人とか俺とかへの、6つくらいの何か

技術者としての自分の未来に希望が持てなくなってきたExceptionErrorMessage
ニコマスの技術関連で拝見してるサイトさんですが、中の人のid:ExceptionErrorさんが就職活動中だそうで。で、そっち方面でたぎるものがあったのでTBしてみました。

…というか、まだ学生さんだったとは。俺はてっきり本職の方だとばかり…というと「これだから素人さんは」と言われるわけだ。でも、うちの会社のSEさんなんかもう(前略)で(中略)ですし。詳しくは書けないがそれに比べたらよっぽど(後略)。

結局のところ凡人で終わってしまうのでしょうか。いや自分で自分の限界は決めたくない。しかし焦燥感に耐えられない。何か、何か作らなければ!行動せねば!

そういうことなんですよね!!(と拳を握る)

このお話に関連してちょっと思うことを書いてみます。ちょっと社会に出たのが早いだけのダメリーマンが、id:ExceptionErrorさんへの押し付けがましい説教をする、と見せかけて、自分が気をつけたいなと思ってるあれこれをこの機会に文章化してみたものです。

1.人間は、妥協したら妥協したなりの場所に落ち着いてしまう

自分の現在と未来に対して行動するときの注意事項。つうかいきなり俺じゃねえかよ。そんで、その場所には自分と似たような意識の人間が(吹き溜まって)くるものです。同類がいるところは居心地がいいですから。
その結果何が起きるかというと、…何も起こりません。ずるずると何かに流されていきます。

2.どの社会も、参入者をその社会にふさわしい人間に作りかえようとする

ゴールドマン・サックスの企業社会はゴールドマン・サックスにふさわしい人間を作ろうとするし、トヨタトヨタにふさわしい人間を、グーグルはグーグルにふさわしい人間を、はてなはてなにふさわしい人間を作ろうとします。下請けのライン工場は下請けのライン工場にふさわしい人間を作ろうとします*1。もう、自分の数少ない経験からすら断言してもいいくらい。…とにかく、どんな社会にしろ、その社会の先達者はありとあらゆる方面からあなたを自分たちの望む人間に仕立て上げようとしてきます。学校だって少なからず望む生徒像を押し付けてきたわけですが、こっちの世界はお互いの食い扶持がかかってるのでもっと大掛かりで無意識レベルでやってきます。
「や、俺の会社はそうでもなかったよ。好きなようにやらせてくれたし」という人もいます。その人は最初からその社会向きだったか、次で言うマッチョマンな気質を持った人だろうと決め付けてみます。もちろん実際に会社がナイスな場合もあると思うが俺の嫉妬心により認めない。

3.どの社会にも、自分と環境を変える力を持つ人間がいる

上で社会ってのは怖いとこだよね、と言いましたが、どんな社会にあっても、自分の意思を貫くためにさまざまな努力と工夫と根性を見せる人間がいます。通称マッチョ。たとえて言えば、多くの人が「○○できない10の理由」を考える間に、「○○するための10の方法」を考えるような人です。幸い(?)、どの社会にも必ず一人はそういう人がいます。いない社会は早晩ダメになるから近寄るな。
誰もがマッチョマンにはなれないと思いますが、しかしこれからの人はどこかそういう部分がないと色々辛いかと思います。端的に言うと、自身と環境を変化させられない人間は、どんどん居場所がなくなるからです。

4.理想は努力と妥協の指針になる

私たちがマッチョかどうかにかかわらず、未来の自分にとって、そういった企業のどれが善く、どれが悪く、どれに益があり、どれに不利益があり、どれが面白そうで、どれがつまらなそうで、…どれが「快」で、どれが「不快」かといったことについては、一度正直に考えてみる必要があります。そういった正直な気持ちによって作られた自分を「理想」とか「軸」といったりもします。
もしかしたら、自分の現実(性格、技術、経験など)は理想の実現には遠いところに居るかもしれません。でも、仮に理想がないと、自分の目指す方向性が不明であるために、場当たり的で際限のない努力、あるいは妥協を重ねることになってしまうからです。*2
「理想と現実のギャップを感じてはじめて、人間は成長のスタートラインに立つ」という人もいます。誰だったかは忘れましたが。

5.「やる」と決めれば、やれることはまだまだある

会社に入った後のことより、そもそも現時点で自分が希望の会社に選ばれる自信がない、という感情もあろうと思います。でもとりあえずぶつかっとけ!
この会社にエントリーするぞと決めてしまえば、勝負するまでにできることは意外にたくさんあります。打つ手がなくなったら体力づくりでもして自分のHPを増やしとくだけでもいいです。
とりあえず「やるぞ」という決断が早いほど、準備の時間を作れるのはたしかです。

6.ダメならプランB

…いや、「ンなもんねえよ!」じゃなくて。*3
この場合のプランBとは、とりあえず入れる会社に入って、そこにいながら「本当は入りたかった」会社の社員に比する、あるいはそれ以上のがんばりをすることです。そして実績を引っ下げて望む会社に転職するんです。ほらできた。ははは奇麗事っぽいかもしれないが本当にそうなんだってば。俺の同期のあいつとか後輩のあいつとか…いや、なんでもない。異論を言うやつには「嫉妬乙」ってプギャーしときゃいいんだ。

結局何が言いたいかと言うと

俺もがんばろーってことです。復職したら1年以内に一つのことについて社内一になるって目標立てたんだぜ俺。内容は秘密。ダメリーマンがよく吼える?あるいはその程度の目標しか立てられないのか?うるせーハゲ。生きていくために何をすればいいかなんて僕の父さんだってわかっちゃいないのにbyスガシカオだよ!
…いいかげんid:ExceptionErrorさんにはもうまったく関係ない話になってしまった。でも俺は「うわー見ず知らずの人に話のネタにされてかわいそう」とかおもわねーからな!


id:ExceptionErrorさんをはじめ、学生みなさんの就職活動が、その成否にかかわらず充実した学び多きものになりますように、心から願っています。人生はその後もずっと続くので。

*1:うう、職業蔑視っぽい言い方でごめんなさい。だが例えが極端なほうがいいからこのままいくぜ

*2:ゴールドマン・サックスに勤めることが理想だという話ではもちろんありません。大事なのは、自分なりに目的をもち、計画し、判断し、選択し、行動し、学ぶことです。俺は中流でありたいと願うなら、そうであることに知恵を絞ればいいのです。たとえばある人は、会社で、社内ニートの立場を築くために努力したそうです。それがいいかどうかは、本人だけが判断すればいいことです。つうか話のネタにしてごめん>id:shakehands

*3:Gears of War」の名セリフより